April 3, 2009

三越 欧州各店(ユーロ三越)



今日はhotel stationeryから離れまして
海外三越の商品袋です。
これは欧州で使われているものですが
この中に書いてある店舗のほとんどが姿を消します。
ですので、記念という意味でも掲載しました。

最近の三越というと
商売下手の代名詞の様に言われますが、
先日閉店した香港三越だけは別。
1981年に開店した三越香港店は、
2006年2月までに約77億円の売上を記録。
これは日本の小売企業の
海外店舗総売上の約40%を占める。
<香港 2006/9/18 AFP通信>

これだけ、好評だった
香港三越が閉じた理由が家賃の高騰。
何でも、契約更新時に
既存家賃の10倍の値段を言われたとか。
香港から逃げ出した小売りのほとんどはこれです。
香港返還直後は不動産が乱高下しましたから。

このユーロネットワークが崩壊した理由は別。
なんでも伊勢丹との統合による結果だそうで。
合併して以来伊勢丹主導で色々進んでいますが
三越のノウハウを残した方が良いものもあるはず。
地方の高齢者顧客向けに
伊勢丹本店の商品はまず売れません。
だから北九州の某店は失敗したのでしょう。
特に食料品は三越の方が断然質が上。

この欧州店でも、
気になる事があるのですが
売っているものがどうにもこうにもこじんまり。
日本人顧客向けに商売しているのはわかるけど
地元の人が買いたくなるようなモノを
置いていない店に未来はないと思います。
景気後退、サーチャージによる海外旅行離れは
確実に進んでいるんですから。

実験店舗ならぬ、
大規模な海外店舗というと
台湾やシンガポールの高島屋を思い出します。
これらの店舗では日本人観光客を無視した商品構成を展開しています。
そこよりも一歩先に行くためには
商標の関連で難しいと思いますが、
日本で売っているライセンスのハンカチや
下着、ストッキング、を中心とした日用品。
(海外ではこれらの質が悪い)
それに喫茶店と無印良品を併設しておけば
そこそこ売り上げは取れると思います。


三越
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