1997年7月1日は香港返還。
中国語では香港回歸ですが
広東語では香港主權移交になるかと。
もう今年で15周年になるのですね.....
あの頃の香港人の不安なこころが
呼び起こした南米やカナダの不動産市況の上昇、
土地だけでなく移民ブームもありました。
旅券事務所には護照こと旅券を求める人の列が
世界中でニュースになったものです。
当時香港で発行されていた旅券は
BNO<British National Overseas>とよばれるもので
この旅券では英国本土や
英連邦諸国への移住や長期滞在は
外国人同様にVISAが必要なのです.....
それでもこの旅券がほしい人が多かったわけで。
英国から中国への主権移譲にはゴネるけど
香港市民の英国への流入を防ぐために
あの手この手でBNO旅券のカテゴリーを作った
英国政府の狡猾さ。
そしてこのポスターの洗練さ。.....
日本政府には一生出来ないものだなと思いましたね。
当時、外国人である私から見ても
香港が消えるとまでいかなくても
中国の一都市として飲み込まれる可能性が
非常に強いと危惧していました。
実際、深圳の空港などはその最たるものなわけで。
香港返還以降何が変わった?
と問われるといろいろ思うところもありますが
現在のところ変わらずに香港は香港のままで
いるのが幸いです。
そして、本日は15周年を迎える
香港返還記念と称して
香港島の主なホテルの変遷を表にまとめました.....
画面をクリックして別ウインドウで開かれると
幾分か見やすいかと思います。
また上記はJPG化したものですが
完全版はこちらからダウンロード可能です。
(Numbersで作ったので
Excelだと少し崩れているかもしれません。)
→PDF
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